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朝日新聞の危機と「調査報道」

原発事故取材の失態

朝日新聞の危機と「調査報道」

「なぜ現場に行かないのか」報道局長室にも声があがった――。

著者 谷 久光
ジャンル 社会 > ジャーナリズム
出版年月日 2012/06/07
ISBN 9784886837240
判型・ページ数 B6・254ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第一部 朝日新聞にみる存亡の危機
 第1章 原発事故取材にみる危機の様相
 (1)現場データを放棄すれば真実には迫れない
 (2)隠蔽の壁に立ちすくむ新聞
 (3)「YES/BUT」の舞台裏――神話の語り部たち
 (4)推進へのうごめきと調査報道
 第2章 崖っぷちの新聞経営――活路は開けるか

第二部 よみがえれ、調査報道――社会部が元気だった時代
 第3章 「公費天国」キャンペーンの実相
 (1)初の本格的調査報道
 (2)一本の電話から
 (3)特別取材班を編成
 (4)内部告発の新時代
 (5)本丸に切り込む
 第4章 地を這う取材で、不正、腐敗、巨悪を暴く
 第5章 二人の名伯楽 「クニさん」と「リチュウさん」
 第6章 座談会 新聞の危機と調査報道

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内容説明

「調査報道」とは権力者たちの疑惑・嘘をジャーナリズムが自らの責任で調査し、知る権利に応える行為をいう。

「東京電力の福島第一原子力発電所で、東日本大震災と津波による原子炉の安全装置の複合的な破壊が起き、炉心溶融に至るという深刻な原子炉事故が発生した。その後のこの事故の報道に関して、まず第一に大手メディアの記者が誰一人として主体的に原発事故現場に入っていないが、朝日新聞の東京本社報道局内では、取材態勢を巡ってどのようなことが起きていたのか、第二に事故についての一連の報道が、大戦中の大本営発表を思わせるような東電や政府の発表のいわば垂れ流しが事故報道の主流になったのはなぜか、第三になぜ社会部が現場や直近者のルポルタージュや内部告発者を探し、調査報道といった手法による隠された事実に迫ることに取り組まなかったのか――」(「プロローグ」より)

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