ホーム > 改憲 どう考える緊急事態条項・九条自衛隊明記

改憲 どう考える緊急事態条項・九条自衛隊明記  新刊

ありふれた日常と共存する独裁と戦争

改憲 どう考える緊急事態条項・九条自衛隊明記

発議急ぐ安倍改憲の真実に迫る本格書、その重要論点にきりこむ!

著者 梓澤 和幸
ジャンル 政治・経済・教育 > 政治入門
社会 > 社会問題
出版年月日 2017/08/10
ISBN 9784886838223
判型・ページ数 4-6
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第一章  警戒せよ 改憲――緊急事態条項の創設
●本書をなぜ書くのか
●一九四三年、群馬県桐生市に生まれて
●三歳で逝った兄誠一
●戦争の記憶
●山本宣治の暗殺と谷口善太郎のこと
●「これは小説ではない。事実なのだ」

第二章  自民党改憲案の衝撃と差し迫る国家緊急権
●緊急事態宣言は改憲のトップ論点となる
●自民党改憲案のもたらす日本社会像――表現の自由の抑圧
●なぜ軍を憲法にうたうのか
●憲法は何のために

 【座談会】中学生・高校生と語る憲法
●徴兵制ってどう思う?
●国民投票ってどうやるの?
●個人と国家のどちらが大事か?
●憲法は暴走停止装置
●裁判所の役割は?
●戦争が起こったらどうするの?
●政治に関心がないのはどうして?
●テロや災害は心配だけど……

第三章  国家緊急権はいらない
   第一節 大災害を理由とする国家緊急権必要論の検討
A──現行法体制で十分であるから国家緊急権はいらない
B──災害救援は中央集権でなく下からの力
   第二節 テロ防止と国家緊急権

 【対談】緊急事態条項の問題点を衝く  清水雅彦・梓澤和幸
●右傾化する自民党
●自民党改憲案にある新自由主義的条項
●現憲法を使いこなせていない
●日本社会を覆う「忖度文化」
●改憲戦略の中での緊急事態条項の意味
●緊急事態条項の憲法的法律的問題点
●ナチスドイツの手口と日本の状況
●緊急事態条項の危険性
●民進党への提言
●「法の支配」と近代立憲主義
●「忖度文化」に抵抗して

第四章  緊急事態条項を憲法に書き込んだとき何が起こるか
●安倍改憲メッセージと緊急事態条項
●緊急事態が宣言されたとき、基本的人権はどうなるのか
  1 表現の自由、報道の自由
  2 司法上の人権
  3 結社の自由
  4 財産権の制約
  5 地方自治の破壊
●国家緊急権 手続き上の問題点

 【対談】フランス・韓国の国家緊急権  李京柱・梓澤和幸
●フランスの緊急事態宣言の仕組み
●フランスの緊急事態法はテロを予防できたか
●フランス憲法院は国家緊急権を抑制できるのか
●韓国の国家緊急権の仕組み
●緊急権以外の非常事態に対応できる法律
●韓国の「表現・結社の自由」はどうなっているのか
●韓国から見る日本の危うさ

第五章  ワイマール憲法下でなぜナチス独裁が実現したか
     ――歴史と憲法の陥穽
●ドイツ帝政からワイマール共和制へ
●ワイマール共和制とドイツ国民の抱えた戦後苦難
●ナチ党が躍進した総選挙とヒトラー政権の誕生

第六章 安倍改憲――改憲発議と国民投票
  第一節 安倍晋三首相の改憲メッセージ
  第二節 九条三項加憲を選択したのはなぜか――改憲戦略の分析
  第三節 九条三項加憲の法的、軍事的、政治的意味
●武力攻撃事態法改正と自衛隊
●重要影響事態法と自衛隊
●軍法会議――三項加憲は軍法会議を導く 
●軍法会議は特別裁判所の設置を禁止した日本国憲法七六条二項に
 違反しないか
  第四節 国家緊急権―緊急事態条項は改憲発議の真ん中に座る
  第五節 国民投票の手続き――発議後解散を警戒せよ
●まとめ


【資料編】
資料① 自民党憲法改正草案「第九章 緊急事態」
資料② 緊急事態に関する憲法改正試案(中山太郎)
資料③ 日本国憲法に緊急事態条項(国家緊急権)を創設することに反対する意見書(日本弁護士連合会 二〇一七年二月一七日)「別紙3 治安法制の概要」
資料④ ワイマール共和国国会議員選挙推移(ハインツ・ヘーネ『ヒトラー独裁への道』朝日選書 一九九二年)
資料⑤ 安倍晋三自由民主党総裁改憲メッセージ 第一九回公開憲法フォーラム(二〇一七年五月三日)
資料⑥ フランス憲法一六条、三六条

このページのトップへ

内容説明

金平茂紀氏推薦!(TBS「報道特集」キャスター)
「強大な権力の暴走を停める拠り所こそが憲法だ。個人よりも国家を、自由よりも秩序を愛でる〈彼ら〉が、見よ、今、私たちの憲法を殺そうと突進している。戦争で逝った人々はじっとみている。梓澤さんが教えてくれた。」
TBS「報道特集」キャスター 金平茂紀

著者はキャリア40年の弁護士。
文学の志を持って日本ペンクラブに入会。
現在同クラブ平和委員長を務める。
「憲法について書くことは、戦争と戦後の時代を生き、
また逝った人たちのことを言葉にすることでもあった」(「あとがき」より)

このページのトップへ