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常磐の木 金子文子と朴烈の愛  新刊

常磐の木 金子文子と朴烈の愛

金子文子と朴烈の峻烈な愛と闘いの物語を気鋭の韓国人女性作家が描くベストセラー邦訳。

著者 キム ビョラ
後藤 守彦
ジャンル 社会 > 在日
文芸
出版年月日 2018/04/02
ISBN 9784886838339
判型・ページ数 4-6・246ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
 

目次

未熟な告白
どこにもいない子ども
つらい愛
虐待
傷ついた悲しい民族
空の下最も重いもの
不逞鮮人
ある暗い夜の野良犬のように
俺は犬ころだ
不穏な巣
虚無が虚無に
ただ反逆するということ
足元の亀裂
地震
指先がかすめるほどの距離
最後の口づけ
裁判
恩赦そして陰謀
名もなき小草
十九回目の夏が過ぎて

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内容説明

「私は朴烈のすべてを愛しています。
 私は決してあなたを一人で死なせてはおかないつもりです」
……一九二六年春、東京の大審院大法廷に響き渡った一喝は、
民族と性別までもすべて越えた人間の絶叫だった。
彼らは若く激しかった。彼らは不可能な夢を夢見た。
失敗を恐れず、失敗に対して最後まで責任を負った。
そのように美しく純粋な眩い愛の輝きにどうして惹かれないでいられようか。
……(キム・ビョラ)
気鋭の韓国人女性作家が描く金子文子の峻烈な愛と闘いの物語。

「文子は固い木の椅子にもたれるように座ったまま、自分の信念を熱烈に弁じている朴烈をじっと眺めていた。彼を知り、彼を愛しているという事実に感謝した。最後まで彼の手を放さずに闘ってきた自分が誇らしかった。文子は訊問中、立松予審判事に七回も転向を迫られた。朝鮮人でない日本人が大逆事件の犯人になったことが、日本の民衆に与える衝撃と波紋を恐れて、必死に文子の心を変えようとしたのだ。……」(本文より)

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