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佐高信氏絶賛!『ゲンダイ・ニッポンの真相』(斎藤貴男)

『ゲンダイ・ニッポンの真相』(斎藤貴男/著)の書評が、
「日刊現代」紙(2016年7月4日付)に掲載されました。

評者:佐高信氏(評論家)

母の学会入信を告白した後の
著者の舌鋒の激しさ


〈「おふくろを救ってくれた創価学会の会員に問いたい」という一節がある。2014年7月2日付で書かれたものだ
「公明党の国会議員諸氏に問う。あなた方はいったい、なんのために存在しているのか。集団的自衛権における武力行使容認三要件の下書きは北側一雄副代表がまとめていたとまで暴露され、それでもなお、のうのうとこの世の中にのさばり続けるおつもりなのか」
著者独特の怒りをこめた告発はこう始まるが、その裏には次のような事情があった。
 いまは亡き母親が終戦から1956年暮れまでの11年間、創価学会に入っていたのである。シベリアに抑留された父親のいない家を守り、孤独に耐えかねて入信したのだった。
 それで、帰還後の父親や、著者、そして妹も勧誘されたが、誰も応じなかった。やがて母親も脱会する。そのことを素直に告白してからの著者のペンが激しい。
「――オフクロを救ってくれた宗教なのに。そんな記憶が、創価学会―公明党に対する筆を鈍らせた。母が受けた恩に遠慮した、と言い換えてもよいかもしれない。だが、もう限界だ。筆者には公明党が許せない。創価学会の会員諸氏にも問いたい。あなた方の信心は何のためか。権力の切れっ端を振りかざし、他人の生命をもてあそんで楽しむためか。それで、本当に、よいのですか」
 著者の母親が脱会した背景には、創価学会が邪宗と化した理由もあるだろう。
 創価学会の第3代会長で現名誉会長の池田大作は1962年6月16日付の「聖教新聞」でこう言ってるからである。
「邪宗などは、みんなうまいことをいって金を巻き上げて、教祖のために、それから教団の勢力のために、それも、本当に人々が救えるならば許せるけれども、ぜんぶが地獄に落ち、民衆は教祖にだまされて、そして、教祖はりっぱな家ばかりつくり、民衆は最後には、コジキみたいになってしまう。これが邪宗教の姿です。(略)創価学会としては、永久に皆さん方から、ただの一銭も寄付を願ったり、供養願うようなことはいたしません」
 皮肉なのは現官房長官の菅義偉が1996年に衆議院議員に初当選した時、相手が創価学会出身だったため、自民党本部がハラハラするほど激しい学会批判をやったと「自由新報」が報じていることである。現在との矛盾を菅は釈明する義務がある。〉

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